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宮沢賢治・著
タイトルくらいは誰もが知っているであろう宮沢賢治氏の名作。
内容は全くと言って良いほど知らず、探りながら読んでみました。
やはり明治大正頃の作家さんの文章なので、馴染みのない言葉遣いに多少苦戦。
しかし、主人公が銀河鉄道に乗るあたりからの風景描写の美しさにはため息が出るほど感動。
今でこそ家にいながらテレビやインターネットで世界のコト、宇宙のコトを気軽に知ることが出来るけれど、この作品が書かれた頃は身の回りの情報も極小さなものだった筈なので、そんな時代にここまで世界を広く美しく表現出来るなんてちょっと考えられない。
とにかく美しい。夜空を旅する感覚がきっちり得られる。
宮沢氏の宇宙に対する憧れや思い入れが丁寧に伝わってきて、その世界観に安心して浸ることが出来る。
これぞ名作。お勧めです。涙無しでは読めませんでした。
今回買った文庫には「セロ弾きのゴーシュ」も収録されていて、これまた有名な作品であるにも関わらず読んだことがありませんでした。
すごく楽しく可愛く幸せな気分になれる物語でした。
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