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夏目漱石・著
「こころ」ですっかり夏目漱石文学に魅せられ次に手にしたのが「坊ちゃん」。
「こころ」よりも文章が読み辛かったので、なかなか読み進められず若干苦戦。
正直何てコトない物語なのだけど、やはり人の心理描写が面白い。
人間って、こういう生き物だよなぁ~と思わず感心してしまいます。
けれど、私がこの物語の主人公で作品を描くとしたら、とても扱いに苦労しそう…と感じる程、最後までイマイチこの主人公について掴みきれなかったし、この小説を通して作者が伝えたかったものは何だろう、とちょっと疑問に思ったり。
世の中で有名であるとされる作品に触れる時、私がいつも考えるのは「この作品が何故世の中の多くの人の心を捉えたのか。何故この作品はこれほどまでに評価されたのか。」というコトです。
自分が心から面白いと思った場合は、「たしかにこれは多くの人にウケる」とすんなり納得も出来ますが、そうでない場合そのような疑問を抱きます。
それを考えてみたところで、何か意味があるワケでもないのだけれど。
ま、余談ですな。
「坊ちゃん」よりはやっぱ「こころ」が断然お勧めですけど。
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