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夏目漱石・著
夏休み時期なので、なんとなく普段読まないような小説を。
(夏休み時期なので っていう理由も意味が分からないが。)
これは中学か高校の国語で習いましたね。
国語の教科書には作品の極々一部しか掲載されていないので、何気に続きが気になっていました。
で、何年かぶりに読んで、とても感銘を受けました。
普通にかなり面白かったです。
現代人からすると、言葉の言い回しや、漢字の読み方など複雑な部分も多々ありましたが、それでもあっという間に小説の世界にひき込まれました。
人の心に眠るありとあらゆる感情が、ツボを刺激するかのように的確な言葉で表現されているコトにゾッとした。
読んでいて胸が詰まる程に苦しく、痛く、悲しい思いをした。
「先生」のとてつもなく長い長い手紙に、便箋に書くと何枚くらいになるんだろう…と仕様もないコトをついつい考えたりもしたけれど…。
最初この小説を手にした時は、途中で飽きちゃうんじゃなかろうかとも思いましたが、実際にはそれどころか夢中で最後まで読み終えてしまいました。
現代的な作品に飽きてしまっている方にはお勧めです。
ていうか、日本人なら読むべきだと思う。
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