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奇妙な魅力を放つ大人の為のアニメ映画。
手描きタッチの画面に登場するのは物凄くデフォルメされた登場人物たち。
80分の作品なのですが、台詞は無いに等しく、「観る物」というより「感じる物」といった印象を強く受けました。
序盤から何かとてつもなく物悲しい雰囲気に飲み込まれて、緊張感が絶えなかった。
明けることの無い夜の真ん中に立たされたような気分。
この作品に対する捉え方は、見る側に完全に委ねられている感じ。
それでいて、鋭く切り込むようなメッセージ性も秘めた作品。
自分なりにエピソードをあれこれ考えながら、そして流れるイメージに想像力を働かせながら、共に物語を綴っていく、そういう作品だと私は思いました。
芸術性の高さは素晴らしいので、一見の価値ありです。
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