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1990年の作品で、ニコール・キッドマンが脇役として出演している青春映画(?)

たまたまGyaoで見つけてなんとなく観たのだけれど、なかなか面白かったです。
全体的にはかなり単調で、退屈さと紙一重ではありますが、じっくり観ていると引き込まれる作品でした。

ネットで検索すると、「ニコール・キッドマンの恋愛天国」という題名で出てきたりします。
この作品でニコールは主役ではないにも関わらずかなりの存在感を発揮しており、どうやらこの作品が彼女の出世作となったらしいです。

たしかに目立つし、やはり美貌が飛び抜けています。
今から17程前の作品だから当時ニコールは23歳とかなのかな?

年齢を増す毎に輝きも増していく強いオーラにはとても魅力を感じます。


ちなみに私はこの映画の主演のノア・テイラーと誕生日が一緒です。
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ヒュー・グラントとドリュー・バリモアの恋愛映画。

ヒュー・グラントはほんとうにいつもダメな男性を演じていて、
そしてやはりいつもそれがほんとうにとても良い。
ダメな二枚目男を演じさせたら彼が一番だと思います。
ダメ男なのに魅力的って、よく考えたら凄いですよね。

物語は、それほど派手な展開はないものの、とても面白かったです。
観終わったあとのハッピーな余韻が心地よい。

ヒュー・グラントの歌声がかなり素敵でビックリでした。
そしてドリューがキュートでした。

可愛い恋愛モノが観たいときにはオススメデス。
著・川上弘美

『センセイの鞄』を読んで以来、すっかりファンになりました。
『おめでとう』は12の作品が収録された短編集。

作品ごとにきっちりと色が違って、作品ごとに登場人物がそれぞれしっかり生きているなと。


悲しいわけでも嬉しいわけでもなく何故か胸がきゅんとなって、今にも涙がこぼれそう。


そういう瞬間が優しく描かれているのがとても好きです。
決してメルヘンなわけではないけれど、少女漫画を読んでいるときと似た気持ちになります。
著・村上春樹

村上氏の短編集。
表題作の『TVピープル』をはじめ、どの物語もとても不思議な設定にも関わらず、極めて日常的視点で描かれていて、なんとも面白かった。

村上氏の小説はどれも、淡々とした文章なのに頭の中にねっとりと絡みついてしばらく離れない中毒性があると思う。
あまりにも非凡な発想力に毎度驚かされます。


女優、中谷美紀さんのインド旅行記第3弾。
北インド、南インドに続き三回目のインド旅行では、旅慣れからくる油断によりガイドブックを忘れたり、飛行機に乗り遅れたりと弱冠波乱含みだった様子。

それでもどんな場面でも冷静にやり過ごすあたり、肝の据わった女性だなぁと感心せずにはいられない。

洗練された文章力、表現力で、今回もインド旅行をしたような気分を味わわせて頂きました。


インドに行ってみたいような、やっぱり怖いような。



私の大好きな『茄子 アンダルシアの夏』の続編。

今回も54分という短い時間の中に密度の高いドラマが詰め込まれています。
手に汗握るレースシーンもかなりカッコイイし、登場人物たちの熱い想いに心を打たれ感動します。

観終わった後、これほどまで爽快感を覚えるアニメはなかなか無いと思います。お勧め!



久々に、映画を観て「よかった!!」と思った作品。

ものすごく良かった!!

キャメロン・ディアス主演の恋愛モノ。

最初から最後までとても良かった。
キャメロンが可愛くて可愛くて。

ケイト・ウィンスレットが何故か冴えない女性の役をしていたけれど、美しくて仕事も出来るのに、恋愛の前では冴えない女っていう部分が親しみやすくていい感じ。

見終わったあとに元気が出てハッピーになれる素敵な映画です。
オススメ。



私が敬愛するよしもとばなな先生原作の映画。

映画単独で考えればそれはそれでいいと思うのだけれど、ばななさんファンとしては、も少し原作に忠実な展開だと嬉しかったなと。
あまりにも違いすぎた為に、映画を観ながらその違いを頭の中で比べすぎてしまい、純粋に映画を楽しめなかったのが正直なところ。

アルゼンチンババアが美しすぎるのにも、原作とのギャップを感じてしまった。


そしてこの映画、もしかしてばななさんの小説を好きでもなんでもない人が観たら結構つまらないんじゃないかなーと思った。

現在大人気の堀北真希さんを起用しているから、それ目当てに観る人は多そうだけど。
著・川上弘美

『センセイの鞄』のもうひとつの物語。
「わたし」が「センセイ」に語る「昔の話」。

素敵なイラストと、温かみのある文章にほっこりしました。

『センセイの鞄』を読んでいなくても、独立したショートストーリーとして読める小説だと思います。
著・吉田修一

新宿でオカマと同棲する主人公(男)の、風変わりな日常の物語。

設定が非凡なので、読み始めはついていき難かったけれど、登場人物それぞれに人間味があって引き込まれました。
特にオカマの閻魔ちゃんは優しくて寛大で料理も得意で、とても素敵。

主人公はダメ人間なのだけど、閻魔ちゃんに嫌われない為により一層のダメ人間を演じている部分が垣間見えて、大事な人に対して自信がなくて自分を表面に出せない弱い部分なんかに共感しました。


テーマ的には決して爽やかなものではない筈なのに、読後感はやけに爽やかな物語で、私はとても好きでした。
著・角田光代

どこにでもあるごくフツーな家庭。
家族同士では隠し事を一切しないというモットーを掲げ、それがきちんと守られている幸せな家庭…な筈だが、実はそれぞれが誰にも言えない秘密を抱え過ごしていた。というようなストーリー。

登場人物それぞれの視点で物語が切り替わるオムニバス形式の小説。
それぞれが抱く秘密を覗きみる感覚で面白かった。
著・よしもとばなな

久々の新作。
ハワイが舞台の短編集。
表題作の「まぼろしハワイ」がとても好き。
やはりばななさん大好きだなーと改めて思いました。

多くの人を魅了してやまないハワイという場所の持つパワーが、物語を通してビシビシ伝わってきて、ますますハワイに行きたくなりました。
著・川上弘美

ここ最近読んだ小説の中で特に感動した小説でした。
「センセイ」と「わたし」の穏やかで絆の深い恋模様に思わずきゅんとなる作品。

台詞とモノローグの境界線を曖昧にした文章が印象的。



著・柳田国男

日本に昔から語り継がれてきた昔話が沢山収録された文庫。
ものすごくメジャーなものから、世間的には知られていないものまで色々あって面白かった。

昔話というのは基本は同じでも地方によって細部が変わるようなので、自分が幼い頃から知っていた物語との違いを比べながら読むと楽しいかも。



とてもいい映画でした。
松雪さん演じる平山まどか先生、素敵でした。

女優の方々が見事にフラダンスを踊っている姿に感動しました。
映画のためとはいえ、あれほどまで踊れるようになるには血の滲むような練習を積み重ねたんでしょうね。

物語も、人々の感情の揺れが繊細に描かれていて、とても引き込まれました。

まぁ泣きっぱなしの2時間でしたな。


日本のアニメ映画界の巨匠、宮崎駿氏、高畑勲氏がもっとも影響を受け、ジブリの原点とも言える映画『王と鳥』を姪甥と共に鑑賞。

1979年にフランスが産んだアニメーション映画。
レンタルしたものは字幕だったのですが、ほとんど台詞がないので子供達も楽しめたようです。

物凄く自己中心で暴力的な王の哀れな顛末。
現代社会にも見え隠れする光と闇をシニカルに描いた作品でした。
とても面白かったです。

まだアニメーションの技術も発展途上の時代の中、豊かな想像力が生かされ王宮のいたる部分の仕掛けも丁寧に描かれていました。

短い作品ですが、それなりの集中力は要する作品かと思います。


著・吉本ばなな

TUGUMIが読みたくて購入。
21歳の頃読んで受けた印象と、少し違うように感じました。
でもやっぱり好きな作品です。
つぐみが命を賭けて復讐するシーンは改めて読んでみると、ものすごい恐ろしいことだなと思うあたり、私も大人になったなぁと。

他の収録作も好きな作品でした。

残りの選集も集めていかねば。


著・梶井基次郎

国語の授業で習った作品の中で、なんとなく深く印象に残っていた作品。
改めて読んでみると、期待したほど心に響いてこない感じでした。
文章が入っていきにくいというか。
再読してみるとまた印象変わるかも。
著・宮本輝

宮本氏のデビュー作。
短編2作収録の文庫本。
ものすごくよかったです。

泥の河では、戦後間もなく、高度経済成長を始める前の大阪の町と、そこにさまざまな形で生きる人々が力強く描かれていました。
陰鬱な世界観の中にも色気を含んだ文章。
登場人物たちの表情が、まるで実際に見ているかのように頭の中に浮かびます。


もう一作の蛍川では、登場人物の心の動きの繊細さを見事に描ききっていて、登場人物達と共に感情が激しく揺れました。
蛍狩りに行き、現実とは思えない程の蛍を目にするシーンでは、文章の比喩の美しさにため息がでるほどでした。
とても感動した作品でした。
著・藤原紀香


すごい面白かったです。
文章はごく普通の日記的で読みやすかった。

陣内さんとの出会いから結婚に到るまでのエピソードは、なんとも微笑ましかったです。

仕事に対する真っ直ぐな情熱や、プロ意識の高さもとても素晴らしい。
彼女にしか出来ない役割をきちんと知り、それを使命としてひたむきに実行していくパワフルさに、とにかく読んでいて励まされるし元気を与えてくれる一冊だと思います。

内面から溢れ出る魅力が、彼女を一層美しく輝かせるのだなぁと。

最後の章は紀香さんが携わっているボランティア関連のお話しでしたが、ずっと涙が止まらないくらい沢山心が動いたし、今の自分にも何か出来るのではないか、例えそれが世間一般的に「偽善」と呼ばれるものであっても、何かするべきではないのかと、深く考えさせられました。

彼女に影響を受けて、同じような想いを抱き行動を始める人はきっと沢山いると思います。
多くの人の心を動かすというのは、誰にでも出来ることではありません。

けれど自分が何かをひた向きに伝えようとすれば、少なくとも周りにいる身近な人には伝わるものだと思うので、世界を変えていきたいと願うなら、まずは自分の在り方から見つめなおして行動していかねばなと思いました。


女優として、女性として、そして人間として、素晴らしいエネルギーを発する彼女の、背伸びしないありのままの姿をみることが出来る一冊。
おすすめです。



著・狗飼恭子


26歳独身。友達も恋人もなく、仕事は母親の営む喫茶店でのアルバイト。

冴えない主人公の冴えない毎日の中に、突如舞い込んできた小さな事件。
知らぬ間にどんどんと巻き込まれていく中で、自分自身の人生について考え、少しずつしっかりとした足取りで歩き始めるまでの姿を穏やかなテンポで描いた作品。

結構好きな作品でした。面白かったです。
狗飼さんの作品を読むのは初めてでしたが文章も嫌味がなく読みやすかったです。

物語の間に突如浮かんでくるモノローグが印象的でした。
登場人物それぞれの人柄がよく出ていたのも良かったなと思いました。
著・村上春樹

村上氏のデビュー作。

独特な言葉の運びはこのデビュー作からすでに健在。
乾いた空気、どうしようもない虚無感、心の底に秘めた熱い感情。

全体的に淡々としていて、少しほろ苦い。
誰にとっても青春時代の情景を呼び起こされるような作品ではないかと。



著・よしもとばなな


14歳の主人公と、20代後半の男性との小さく可愛らしい恋の物語。

年齢だけみると歳の差が凄いことなってますけれど、物語はとにかく可愛いし、出ている登場人物達がとにかく誰に対しても正直で真っ直ぐなので、読んでいてもいやらしくないし、キラキラ輝く宝石のような物語でした。

14歳で初恋っていうのは結構遅い方だと思うのですが、それというのも主人公が育った環境によって少し大人っぽく、子供である自分、子供らしくいたい自分を客観的に見ているからなんだという部分も伝わりやすく描かれていて、とても感情移入しやすかったです。

少しファンタジック色を織り交ぜながらも、現実的にどうしてもうまくいかない部分などもしっかり描かれており、二人の恋の行方にドキドキしました。

これを少女漫画にしたら、きっととても素敵な漫画になるだろなーと。


そしてこの本の挿絵がめちゃくちゃ可愛い!!ので、挿絵を眺めるだけでも凄くぽわんと幸せな気持ちになれます。



著・よしもとばなな


沖縄を舞台にした短篇と中篇の作品が4作収録されています。

海の持つ力とか海沿いの街の開放的な空気とかの描き方が、ただキレイなだけではないあたりがよしもと先生らしいなと思いました。

旅をする人とその土地に住む人とでは、同じ場所にいても気持ちは違う。
そういう繊細で、言葉には表現しにくく、でもたしかにあるものが丁寧に描かれていて、読んでいて目が覚めるような場面が沢山ありました。

人と人との出会いと別れの数々が、沖縄という土地を通して切なく暖かく描かれている素敵な作品でした。


”なんてことない、どうにかなるさ大丈夫”という意味だという「なんくるない」という言葉に優しく心を打たれます。


著・村上春樹

一人の男性の恋を描いた長篇小説。
物語の中で主人公が「吸引力」と表現するものは、女性なら「運命」と呼ぶものなのでしょう。
そこに男女の恋愛のあり方の違い、個人の思想理想に留まらない人間という生き物の本能の違いが垣間見える作品でした。

なのでこれはきっと女性より男性の方により多く共感される物語なのかと思います。

正直に言うと読み物としては面白かったけれど、読んだあとにあまり何も残らない感じでした。

もう少し年齢を重ねてから読み返したら、理解できる部分も増えるかもしれないけれど、やはり自分が女性である以上、感じ取れる部分にも限界があるという感じ。
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