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私が「小説を読む」コトを好きになったのは、よしもとばなな先生の小説に出会ってからのコトです。

よしもと先生の小説との出会いは今からもう6年近く前。
駅構内の待合室に誰でも借りるコトが出来る図書コーナーがあり、そこで手にしたのが「TUGUMI」でした。映画にもなっている、素晴らしい小説です。
それがきっかけで、その頃出た新刊をさっそく買ってみました。

それがこの「ハネムーン」。
それまで、この世の中に「何度も読み返したくなる」小説があるというコトを私は知らなかった。
漫画は穴が空くほど読み返す私ですが、小説は一度読んだらそれでお終いだったのです。

「ハネムーン」は主人公と幼馴染の青年の、他人には癒すコトが出来ない孤独と、限りなく深い愛情が描かれた素晴らしい物語です。
何度も何度も読み返しました。そして何度読み返してもきっちり感動して、涙も出ます。飽きません。
今のところ一番大好きな作品です。

この作品と出会い、ますますよしもと先生の小説に魅かれ、それからずっと新刊が出る度に買っています。過去の作品も少しずつ集めています。

よしもと先生の文章は、普段なんとなく思っていても言葉に出来ないようなコトをハッとするほどピッタリくる言葉で表現されていて、その言葉たちの素晴らしさに思わずため息がこぼれます。

「ハネムーン」、女性はもちろんですが、男性にもぜひ読んで頂きたい作品です。

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