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ジュリア・ロバーツ主演。キルスティン・ダンストも出演していました。
1950年のアメリカが舞台。
米国一保守的と言われている超名門校に新しく赴任してきた美術史の教師をジュリア・ロバーツが好演しています。
1950年代のアメリカでは、学校を出た女性が仕事に就くという考えは殆どなく、学校を出たら結婚をし、よき妻よき母となって家庭を守るのが当然という考えが主流だったよう。
その当時なら日本でも勿論そうですね。
女学生達は良い結婚をするために勉学に励みマナーを学びダンスを習う。
そこには自己主張や自立性と呼べるものはなく、そんな女生徒達にジュリア・ロバーツ演じる美術史教師キャサリンは、自分で考えることの大切さを教えようとする。
伝統を重んじる名門校に反発する授業内容に批判は飛び交うけれど、それでも彼女は生徒達に熱くぶつかっていく。その様子がとても素敵でした。
キルスティン・ダンストが演じる超生意気な女生徒も物語の中で重要な役割を担っています。
モナリザの絵を指し「笑っている、けれど心は?」というシーンにじんときました。
日本でも昔は女性の社会的地位はとても低かった。
働くなんてもっての他。女性は家庭を守る生き物だと。
あらゆる面で男性より能力が劣るのは事実だし、子供を産めるのは女性だけなので、本来の役割分担としては男性が働き女性が子供を育てるというのは正しいと思う。
けれどやはり、現代日本に生きる私としては、女性の社会的地位は確保されるべきだと思う。(生まれた国が違えば、または人間以外の生物に生まれていればこの考えは全く無意味だとも思う。)
この映画を観て、キャサリンのように女性が社会に出るための地位を確立しようと必死になって働きかけた人達がいたからこそ、現代の男女平等の社会があるんだなと思いました。(もちろん完璧に平等ではないと思うし、それはやはり体や脳の構造上仕方がないと思う)
とても素敵な映画だったので、オススメです。
素敵な映画というのはいつでも観終わった後に色々考えさせられるものですね。
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