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宮本輝氏の長編小説。

とある大家族の元にハンガリーからの留学生がやって来て、互いの文化の違いや言葉の壁など様々な問題で激しく衝突し合いながらも深く心を通じ合わせていく姿を、1年の季節の移ろいと共に描いた物語。

13人と1匹という大家族の、ひとりひとりの性格や行動、言葉などがとても丁寧に描かれていて、違和感無く物語の中に、そしてその家族の中に入り込む感じだった。

物語の最後の方ではもう涙が後から後から落ちて来た。

悲しいことも嬉しいことも悔しいことも楽しいことも、愛や憎しみのあり方にも嘘がなくて、きっとどの年代の人が読んでも、登場人物の中の誰かには必ず自分と近い所を見つけたり、感情移入出来る部分があると思う。


とても好きな小説だと思った。
とても素晴らしい小説。


1年前に相棒もーりんのいとこのお家にスイスから高校生の男の子がホームステイに来ていて、たまに一緒にご飯を食べたりして異文化交流を楽しんだことがあるので、余計にその雰囲気がストレートに伝わってきたのかも。

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